2019年3月23日土曜日

旅行記その76 Clockwork (Clockwork Castle)






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概要
作者はAntistar氏
ホラー要素のあるダンジョンの冒険、そして隠れ家になる豪華な城
レベル5以上のキャラクターでフィールドを歩いていると戦闘をすることになります
その手紙から洞窟に行くことになり冒険が始まります
洞窟内に入るとしばらく戻れない(警告が出ます)

これはSKYRIMのmodです
The Elder Scrolls OnlineのDLCのClockwork Cityとは別物です

クリア後にmodを外すプレイスタイルの方へ
出来るだけスカイリム本編を進行したセーブデータがおすすめ
最終的に所有できる「クロックワーク城」は武器庫に戦利品陳列棚がある
本編のクエスト進行具合に合わせて自動で「戦利品のレプリカ」が陳列されます 
収集品展示modのような感じの施設がついてきます


ホラー要素があるクエストなので簡略にしました
画像の下にネタバレヒントと感想と考察








ネタバレになりそうなヒント

兄弟姉妹たちの復活はMCMで調整できる
どうしても困る場合は復活しないようにできます

パイプラインの破損の修復をする
巨大なドゥーマー遺跡はいろいろ行けますが、ヌルンデュラル元素の間だけで10個修理します
他の場所は後で行きます

ドゥーマーの金属のインゴットにできるドゥーマーアイテム
大きな装飾柱
大きな柱
曲がった金属くず
金属くず
大きな金属プレート
小さな金属プレート
金属の塊

霊視力チューブ
各部屋に設置してある霊視力チューブはボタン1つでアイテム収納可能です
たとえば調理場にあるチューブでボタンを押せば食材が格納されます
部屋ごとに自動で保管できる宝箱といった感じ
他のチューブに送ったりすることも出来ます

 


感想
前半の仕掛けありのホラー、そして後半の巨大なドゥーマー遺跡、そして豪華な自宅
作者の工夫にあふれた素晴らしいmodでした
幽霊の特殊演出も怖い反面、これだけ出来るのかと感心しました
わざわざロードしてやり直してスクリーンショットを撮りました
井戸にハマっててバグかなと思いきや上がってくる仕掛けになってるのもうまいと思ったし
落盤させて進みながら外に出てタイトルコールというさらに素敵な演出もよかった
後半のドゥーマー遺跡は面倒臭そうに見えて意外とすんなり出来たパイプ修理
最後にちょっと手間がかかる往復があった所はありましたが、作者としてはドゥーマー遺跡が自信作でもっと見て欲しかったからなのかなと思いました
私はポテマのクエストに出てくる洞窟内の建物が好きなのでパイプ修理の任務の時に観光気分で回っていました 

ストーリー面も工夫がありました
前半と後半の整合性を取るためにドゥーマー伝説と絡めた所
さらに城を自宅として使って欲しいとプレイヤーの心情面に訴えてくる話
そしていかに便利な城か流れで理解できるように話に組み込んだ点
城は絵画や戦利品のレプリカに説明が出るのも一手間かけてるなあと思いました
闇の一党の記念品なので隠し部屋にするというアイデアもいい
転送装置も面白い
広い自宅なのでアイテムを分類して置けるのが便利な反面、一度使ったら他の家に引っ越ししにくくなってしまうのもこのクエストmodのストーリーに沿ってるような気がしました
ドゥーマー関係のクエストmodは、高度な技術という設定があるので色んなアイデアが実現しやすいのか、便利な設備やアクセス豊富な隠れ家がついてくる事が多いですね

 


年代考証からmodの設定を考察する
TESシリーズの他の作品の影響もあるようですが、mod内で自分が調べたことのまとめ

墓には飾り額がついています
父マクシミリアン・クロートヴィヒが「第三紀384年から第四紀16年(=日記の開始年)」
TES4前作オブリビオンが第三紀433年開始、433+αで皇帝が自分の命を引き換えにオブリビオンの動乱を沈めて第四紀が始まる、今作が第四紀201年開始
クロックワーク城の前の主たちは前作の時代の人たち

序盤に拾える行き来していた商人の日記の日付は「第四紀33年」でした
城側の日記によればトラベルマシンの完成も33年
商人たちに物資を運んでもらう必要はなくなったと喜んでいます
その後、洞窟は潰れたとラハールが言ってました
クロックワーク城の門を正面にして右手側、屋敷を挟んで霊廟の反対側に崩れた洞窟のようなものが残っているのでそこを使っていたのでしょう
……これってもしかするとプレイヤーが経験したのと同じようにラマシュトゥがやったのかもしれないと思いました


彼が奥の部屋に閉じこもったのはいつか?
ラハール達との会話にあったか忘れてしまったけれど、日記の最後は「第四世紀83年」になっていまます
彼の生年は墓から第三紀431年と分かるので、前作オブリビオンのプレイ次第では100歳近くになりそう
商人の日記は「第四世紀33年」の時点でルートヴィッヒを老人と記述しています
そこから50年なので100歳以上?ドゥーマーの力で長生き出来たという事でしょうか

 


城の絵画について
気が向いたので飾られてる絵画を自分でちょっと調べました
いずれもパブリックドメインになっている作品です
mod作者は英国の人でしょうか
飾られている絵画はイングランドやスコットランドなど英国の画家の作品が多いです
他にはロシアの画家の作品も
1900年頃に生きていた画家たちです
この時代の人達は写真みたいな絵をよく描いています
(追記。Descriptionに使用した絵画のクレジットがあります。)


ジョン・エヴァレット・ミレイ
落ち葉拾いじゃない方の人、『秋の枯れ葉』というタイトルの作品などが展示されている
城にはミレイの作品が多い
しかし代表作『オフィーリア』はなし
作者のお気に入りか、使用しやすく公開されているか

エドモンド・レイトン
こちらも代表作『騎士道授与』はないがいくつか作品あり

ジョセフ・ファークワーソン
Joseph Farquharson、スコットランド人なのでジョセフ・ファークハーソンでいいはず
冬の風景を描いている絵画が多い

ジョン・アトキンソン・グリムショー
月夜とか雨とか空気感を出すのが得意な画家

フランク・ディックシー
ミレイやレイトンに学んだ画家

ヨハン・ハインリヒ・フュースリー 
スイス人だが英国で活躍した画家
著名な作品で、複数描かれている『悪夢』
この城に飾られているのはその中でフランクフルトのゲーテ博物館所蔵のもの
 
イヴァン・シーシキン 
ロシアの四季の風景画

ヴィクトル・ヴァスネツォフ
『イーゴリ・スヴャトスラヴィチとポロヴェツの合戦』というタイトルが知られている
このmodでもその訳語が当てられている
『ポロヴェツとの戦いに敗れたイーゴリ公』というタイトルで呼ばれることもある
この絵画のテーマは歴史的事実でもある
テーマは主に歴史をもとにした文学作品『イーゴリ遠征物語』の影響が大きい
『イーゴリ遠征物語』はロシア文学の傑作の1つとされている

アルフォンス・ミュシャ
ポスターや挿絵が日本では有名なチェコの画家
この城では『騎士道』が展示されている


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