2019年5月1日水曜日

旅行記その101 Carved Brink 完結編








Carved Brinkをクリアしましたが、中途半端な感じでした
途中からやり直しです
MODの詳細はこちら→ 旅行記その100 Carved Brink

あらすじ
ヒルグランドの墓の近くでカジート達と揉め事を起こした主人公
彼らの所持品から放棄された洞窟に何かがあると掴んで探索して小屋を発見します
小屋を調べると喋る貝「インプ」に出会いました
彼の財宝の話に乗って不思議な世界「多面石」を冒険することに

画像の下からネタバレです








ここからネタバレです
ある程度進めた所で新たに見つけた場所を進めたらクエストが完了してしまいラスボスらしき敵と戦って全クエスト完了表示が出てしまいました
そこでちょっと巻き戻してやり直します

前回の流れ

放棄された洞窟に入る
インプと出会う
多面石に入る
ワープ魔法を使って浮遊する岩石を移動 
ゴブリンの集落に到着、「ラスティング・ボーンズ族」の集落
呪術師の家で幻視を見る、ゴブリンと喋るアイテムを探すことに
アバマスに入って通訳アイテム「記憶の石」入手
奇妙な男に争いで滅びたスノーエルフ族の幻視を見せられる
アバマスを出て集落に戻らない
進めそうな所にワープ魔法を使っていく
↓ 
再び幻視、ゴブリン族にも不和から滅亡の予感がする
ゴブリンの集落2に到着、「ブルー・ホーン族」 の集落
☆「感染したゴブリンをどうするか決める」のクエストが登場するも放置
☆とりあえず族長に話を聞いてお手伝いクエスト
多面石の上層へワープ魔法を使って移動
上層の集落到着、魔法の石を探しに鉱山に入る
入手後に戻らずに見つけた橋を渡る
クエストが進む、後は流れで攻略して全部完了して終了

終了後のジャーナルから、プレイヤーはゴブリンを助けることにします
ブルー・ホーン族の集落に入ったあたりで分かれ道がありそう
特に上の☆印のあたり
集落1の方にも戻っていないのでこちららもクエストがあるでしょう
ということで☆印のセーブデータからやり直す事にしました


ブルー・ホーン族の集落に到着しました
クエストマーカーがたくさん出ています
これは感染した黒ゴブリンの処遇をどうするか、というクエスト
それぞれのゴブリンに話を聞きますが特に話が進みそうな選択肢はありません
ということで再び族長と会話して呪術師の依頼で上層にお使いクエストをすることにしました

上層に到着して頂上の住人と会話して鉱山で魔法の石を入手します
ここで寄り道をせずに集落2に帰ります

呪術師に感謝されて報酬に杖をもらいました
ブルー・ホーン族たちは移動手段を持っていなかったらしい
今回ので移動ルーンを入手して移動できることになったようです
外に出ると争いの種になりそうな会話をしているゴブリン達
クエストが進んでいると思い、ゴブリン達に話を聞いて回ります

族長の妻「ヤーレン」の会話に選択肢が出ました
夫であり族長の「カルブ」とはうまくいってない様子
タメレル=タムリエルに行きたいから手伝って欲しいとお願いされます





美しい土地
ヤーレンは族長を嫌っているようです
または族長が妻を嫌っているのかも
とにかく自分たちで新しい部族を立ち上げたい
黒ゴブリンだけの部族を作りたいのでしょう
もしかすると独立運動が紛争の原因になるのかもしれない、とも思いましたがどうやら移住場所を探してこい、という趣旨らしい
これで「感染した黒ゴブリンの処遇をどうするか=頭の中に響く声」も解決しそうな予感がします

呪術師のオードに話を聞きます
彼は賛成しています
灰のルーンとトーテムを貰って移住先を探しに行くことにします
そういえば集落に作動しない設置物がありました
そこにルーンを設置して移動します
目的地は……「レッドマウンテン」!?

トンネルを抜けると火の国であった
思いっきり火山が吹いています
ここ住めるの?と思いながら探索
正面に人工物の形跡が見えます
「アサルクシャリト」という場所を発見
中に入ると「ここは移住先として適切か?」と聞かれます
とりあえず「いいえ」を選択
メッセージが出た付近を通るで何度でも出現するみたいです
この場所は立派な建物内部
シェオゴラスというかワバジャックの祠のようなものがあります
死体は 「リヴス・ムジルキオタス」と「ハーンウィング」
TESシリーズの登場人物でしょうか?私は知らない人です
候補として覚えておいて外に出ます
アサルクシャリトの付近は祭壇施設らしく立派な雰囲気でした

他の候補地を探すが見つかりません
迷って最初のワープ地点に戻ると坑道「裂け目」を発見
他のエリアも探索できるらしい
アッシュスポーンと戦いながら探索すると候補地のメッセージが出ます
マップで場所を確認しながら移動
「アッシュランダーの小屋」とか灼熱感のある場所とかあります

どこにも住めないよ!何もせず戻って報告するのが正規ルート?
と思い始めた所で洞窟を発見しました
中に入ってみると、ひと目で分かる多面石と同じ植生を持つ環境でした
ここしかないですね
トーテムを設置して帰りましょう

黒ゴブリンなら誰に話してもクエスト完了できるようです
「美しい土地」は完了しました
マーカーは出たままですが、これで「頭の中に響く声」もうまくいくはず
多面石上層の橋の先を進むと勝手に完了するのでそれまではクエストが残っていると思われます
先日に失敗していたおかげで先を知っていて悩まずに済むのが幸運でした
他のゴブリンからクエストがないか探しましたが出てこないので1つ目のゴブリン集落に戻ります





ラスティング・ボーンズ族
ラスティング・ボーンズ族の集落へ帰還
ゴブリン語が使えるようになったので何かと手助けできるクエストが見つかりました


ゴールドラッシュ
ザーデスにルーンを渡されて金鉱石を集めてくるクエストが出ました
こちらの集落のトーテムは呪術師の家の隣にありました
大森林のルーンを設置してワープ
ジャングルでした
軽量ですがうまく工夫されていて負荷も感じずにジャングルになっています
金鉱山を発見
アルゴニアン達と戦って採掘したり小屋にあるものを頂戴して20個集めて帰ります

優美なディベラ
ゼントシュに深海のルーンを渡されます
船からお宝を略奪ということで戦闘かと思いましたが、争わず盗み出せます
私は船長室と、バーカウンターの奥の倉庫にお宝を見つけました
他にもあるかもしれません
船長の名前は「ヴァンリン・アンダレン」船長 
報酬は強力なスコップ

ワイルドハント
プレイアクから大きくて毛むくじゃらで太いやつの退治を依頼されます
トーテムから飛ぶとノルド遺跡
マーカーの出ている方に行くと外に出られてマンモス退治をします
簡単なクエストでしたが「オレンヴェルドの谷」はもう1つエリアがあります
墓とガイコツとドラゴンの爪で回す扉を巨大化した装飾の部屋
ドラゴンプリーストを倒して戻ってきましたが、何かあったのでしょうか?……気になります
報酬はゴブリン特製の槍



ラスティング・ボーンズ族の集落で3つクエストを消化しました
しかし重要そうなクエストがありませんでした
アバマスの方も再訪してみました
ゼントシュ達が移動してるのに遭遇しましたが、何も起きませんでした
やる事がない……
黒ゴブリンの処遇を済ませているので頃合いでしょう
多面石上層の橋を渡ることにしました





ピットから宮殿へ
奇妙な男のセリフ
「まあ、惰性が妥当な選択となることもあるが」
前回と同じだ……

ピット内を南東にまっすぐ進みカエルの隠れ家に
ここでも会話に変化がないような……

今度は北西に走り宮殿を登っていきます
2回めなのに結構迷いつつなんとか到着
階段下でインプのセリフ
「ショールの骨は実はサイコロなんだ」
これは初めて聞きました
ちょっとした手応え

キンリーヴ・ウクシアグとの会話
説明的な会話は同じです
しかし!変化がありました
「ブルー・ホーン族の運命は彼ら自身が決める」
しかしキンリーヴは納得いってない様子
「責任が取れるのであれば取れ」
「物事の自然の秩序は、その力を持つ者にのみ維持できるのだ」

もしかすると黒ゴブリンを絶滅させてしまうルートの方が正規ルートなのかもしれません
バッドエンドから逆説的に物事の真実を見せる意図
奇妙な男としても破滅状態で出てきた後の方が解説しやすいでしょう
会話に含みがある雰囲気がします
まあどのルートにせよラスボスと戦闘です

倒すとペライトに仕える他のデイドラと会話
親切にも外に追い出されます
大きな門の前に帰ってくるとエンディング
メインクエスト完了を通知してくれます




クリア後
カエルのジリアダの所に行ってみましょう
財宝袋を貰いました
「大切なのは最後に待つものではなく途中で出会うもの」
ジリアダによるとキンリーヴは多面石の神を演じようとしたようです
確かにペライトの代官というよりは独善的な支配者であったかもしれない
私は出来ればアメコミのヒーローのようになりたいですね
「私の思い出せるどれよりも、今のあなたを覚えているわ」
ということなのでこれで正規ルートなのかな?

ゴブリンの集落に戻ってきました
人が減っている感じがする
もしやと思ってレッドマウンテンへ
洞窟に行ってみると黒ゴブリンたちは移住してました
DESCのネタバレによると生存率が高いと書いてあるので、他の場所を選択していたら移住した後に黒ゴブリンの数が減っていたりするのでしょう

ワープ魔法を使いもと来た道を帰ります
多面石ともお別れです
小屋に戻ってきました
シンミアランが待っているのでは?と期待したのですが特に変化なし
プレイヤーの隠れ家に使えるように一式揃っています
こちらもDESCのネタバレによると、多面石を放り出したシンミアランはサマーセット島に戻って殺されている設定だそうです 
大いなる責任を果たさずに消えてしまった先行者と言った所でしょうか





感想
幻想的な世界が素晴らしかったです
浮遊するキノコとそこで暮らすゴブリン達は絵本のようでした
この雰囲気があったからこそプレイしてみたい気持ちが湧きました
移動方法も世界にあった特別なもの
入り込みやすい環境が構築されています

内容も巧みに作られていると思います
多面石の世界での出来事は現実の問題とリンクさせていると感じました
modのテーマについてさまざまな考え方があると思います
不和の種である7つの大罪のような感情を病気という設定にするのは興味深い
病気には原因や治療法があります
はじめて奇妙な男が登場した時に薬瓶を見せられました
DESCのネタバレ解説によると彼の言う治療とは「死の救済」らしい 
どれを選んでも薬瓶の結果は「死」になる(ネタバレ解説による)としているのは象徴的です
宮殿でのキンリーヴは「責任が取れるのであれば取れ」とペライトから言われていると主張しました
つまり多面石の神のつもりであった彼が果たす「責任」とは死をもって救済する事

主人公の選択はキンリーヴとは違うものでした
また、カエルのジリアダの言う「大いなる力には大いなる責任が伴う」の「責任」もキンリーヴの責任とは違う意味のように思えました
ゴブリン族の運命はゴブリン族が決めるべきだ、と主人公はキンリーヴに抗弁します
キンリーヴにとっては主人公たちの責任の取り方を「惰性」だと感じたことでしょう
神が選択を決定するのではなく、ゴブリンに選択の自由を与える事を「惰性=放置」と考える者にとっては、主人公の主張は無責任になるのです

実際に、棲み分けをさせただけで物事が解決するとは必ずしも言えません
当面の解決になればいいですが、かえって将来の禍根が膨らむだけかもしれません
それでも当面の治療が「死の救済」になるよりはマシかもしれない
巨大な敵に対してプレイヤーは完全無欠ではない……
支配者としてではなく、親愛なる隣人として病気の人を助けたい物語

見た目はおとぎ話、内容はアメコミのような作品だったなと思いました







他に気になった部分のメモ
プレイ編
私の旅行記としてはこれで完結しました
しかしやり残した所がいくつかあるのでメモしておきます
データを見るととラスティング・ボーンズ族の街でのクエストが1つ
DESCのネタバレ解説にある「探求者の道」をやっていません
マンモス狩りで行ったノルド遺跡の先に何かがありそう
上層の魔法石の鉱山も奥まで探索していない
ピットの中にアーリエルの祭祀場らしきものがありましたが意味がある施設かどうか分かりませんでした
そこのランプにワープ魔法を当てると落下が起きて入り口に戻されました


セリフ編
ファルメルはもとはスノーエルフだったそうです
Skyrimのゲーム内情報では、ドワーフの影響でファルメルになってしまったと示唆されています
DLCに登場するスノーエルフの騎士司祭ギレボルはファルメルについてこんな事を言っていました

「彼らがもはや治療できる状態ではない事を残念に思う」
「お前達が目にする邪悪な姿は、突然現れたわけではない」
「あれは我が種族を蝕む伝染病のようなものだ」 

ギレボルも「病気」と「治療」という言葉を使ってスノーエルフの成れの果て=ファルメルを表現しています
そしてドワーフに奪われたのは視力だけで、邪悪な姿になったのは自分たちが原因だと考えていました
ギレボルに言わせると、ファルメルの知性は何世紀も経って高まって来ているらしい
(スノーエルフは長命です)
ファルメルを見守り、いつか交流して平和な関係が結ばれるはずと結論していました 
Carved Brinkのアイデアの根源はここにあるかもしれませんね



ジリアダとの会話が印象的でした
Don't understand metaphors, do you? 
With great power comes great responsibility. 
You become responsible, forever, for what you have tamed. And so on.

With great power comes great responsibility.
『スパイダーマン』の引用
「大いなる力には大いなる責任が伴う」

You become responsible, forever, for what you have tamed.
『星の王子さま』の引用
内藤濯(ないとう あろう)訳では「面倒を見た相手には、いつまでも責任があるんだ」


感想ではキンリーブと主人公の対立する2つの正義として「責任」を考察してみましたが、ペットや子育ての次元で考える「責任」の話なのかもしれませんね
このmodは他にも多くの著名作品の引用がありそうです
作者のインタビュー記事では、リック・アンド・モーティ発のミーム「20 minutes adventure」が引用されていました
翻訳することは、単に言語を翻訳するだけではなく、文化や流行も知る必要があって大変なことです
作者にはもちろん、翻訳者の人にも謝意を表したいと思います



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