2020年6月27日土曜日

旅行記その243 Moonpath to Elsweyr





リンク(Nexus modsへのリンクあり)
Skyrim Mod データベース







概要
カジートの故郷エルスウェーア(Elsweyr)が舞台のクエストmod。
作者はTomas Sala(muppetpuppet)氏。
開発者になって『The Falconeer』というゲームを2020年にリリースしています。

エルスウェーアは砂漠地帯とされていますがここでは隠れ家のジャングルが中心です。
あらすじとしては彼らの隠れ家に行ってサルモールに反抗するカジートを助けます。

これはSKYRIMのmodです。
ESOの拡張パッケージとは違うものです。
なおESOでは岩石の砂漠地帯&東南アジア風の熱帯として描かれています。





日本語化
LE版はesmファイルとespファイル2つ入っていて両方導入します。
文字化けの影響か、ILSTRINGSに変換できない文章がありました。
データベースのコメントを参考に別の方法を使いました(esp比較)。
メモ代わりに手順を書いておきます。

①翻訳ファイル(cysk0729)をダウンロード(日本語名詞版)。
②tesTranslatorを立ち上げる。
③mod本体のesmを開く(utf8を忘れずに)。
④ツールタブから「espを開く(比較)」を選択し、cysk0729内の翻訳されたesmを読み込む。
⑤全部変換出来ているはず。
espの方はいつもの方法で変換出来ているようですが、こっちも同じ方法で変換しました。


会話が始まらない時はその場でセーブ&ロードすると動く時があります。
他のmodでも使えるテクニックです。



序盤
導入してゲームスタートするといきなりクエスト開始します。
ファルクリースのデッドマンズドリンクに行きましょう。
宿屋はちょっと内装が変化しています。
(私の環境では馬車の位置がおかしな所になっていました)。
まずはマーカーのあるカジート・ヴェリナと会話します。
カジート特有の言い回しですが、khaji=砂漠などちょっとした知識を教えてくれます。
ともかく、エルスウェーア行きに同行させてもらえるようです。
宿屋の一室が改造されて馬車が止まっています。
馬車をアクティベートしたらエルスウェーアへの旅が始まります。
『カジートの月の小路にて』を読むのもいいでしょう。


なお、私の環境では馬車がカウンターの前に居座っていました。
部屋の扉のある付近で「エルスウェーアへの旅を始める」と表示が出るのでそれで移動しました。


スカイリムと違った風景を求めるならオススメです



旅路
目的地はこうです。
スカイリム→南のシロディール→さらに南の砂漠地帯エルスウェーア。
実際にワールドマップを南下するわけではありません。
道中で2つの小エリアに滞在し、ちょっとしたクエストを消化します。
旅の雰囲気が出ていて私は好きでした。
道中で戦闘するジャングル・クイーンの毒は強力かつ効果的なので所持しておくのがおすすめです。


テンマーの森
到着するといきなり虎。
彼もカジートのようです。
近くにいるのは二足歩行のカジートのユラ。
彼女によるとアメイアと話してほしいと言うことで探しに行きます。
どうやらこの虎(パーマー)が主人公を迎え入れたようです。
旅の道中の献身で認められたということでしょう。

ジャングルと一体化したような居留地です。
アイテムや生産施設が利用できます。
商人役のNPCはやはりムーンシュガーを売っていました。
アメイアはこのエリアではないので運河の方へ向かいます。
先に書いておくと、接続している3つエリアが本modのメインマップになっています。
クエスト進行で他のエリアと何度か行き来する方式になります。






エルスウェーアの運河
敵と戦闘しながら進みます。
道は一本道のはず。
空を見上げても当然ジャングルで、異国へ来たんだな~という気分になります。
途中で死霊術師が倒れていて豪華な宝箱があるキャンプ地がありました。
その後のクエストと関連がなかったので謎のスポットです。

進んでいくと運河の居留地発見。
ここにも虎や大きなラクダがいます。
アメイアと会話。
虎のパーマーは一般名詞のようです。
彼らがカジート族の守護神と言った感じでしょうか。

 予備知識
 カジートには多くの種族があるそうです。スカイリムで見るカジートは「シュセイ(・ラート)」
 虎に見えるカジートが「パーマー(・ラート)」
 モデルになっている現実の砂漠地帯の隊商は月や星の位置を道標にしているそうです。

次はアリエットと会話。
カジート以外でここに入ることを許されたのは、主人公だけということです。


彼らの生活にはムーンシュガーが欠かせない




クエスト 侵入
これがメインのクエストらしいです。
ここにはひときわ目立つカジート・メルヴァーがいます。
戦闘タイプらしく会話できる雰囲気ではない。
そこで階段の下のカメルと話して心を開いてもらいます。

 カメルが話していますが、エルスウェーアはサルモールの保護下です。
 サルモールやヴァレンウッドと共にアルドメリ・ドミニオン(自治領)を形成しているのです。
 現在では従属的な立場にあります。
 どうやらこの居留地のカジートはサルモールに対する反乱軍。
 資金源がムーンシュガー。

メルヴァーとも会話。
彼らに協力するということで兄弟のデルヴァーの無事を確認しに行きます。
洞窟はすぐ後ろの扉です。
入ってみるといきなりサルモールと戦闘中。
デルヴァーや虎(洞窟の主らしい)は強いので見守るのも選択肢です。
戻ってきてメルヴァーに報告して信頼度アップです。

次はこちらから攻撃する番。
ピラー・フォールズに停泊しているサルモールの飛行船を攻撃します。
北側にある扉にアクセスして移動します。
戦いながら奥へ行くと本物の飛行船が見えます。
かっこいい。
こういうのを持ってるからサルモールは強いんだな……と思いながら指令書を回収。
この船は「ホワイトストレーク号」というらしい。
ペリナルにちなんだ名前でしょうか。
サルモールの司法高官レニアルはムーンシュガー排除に本気のようです。


この飛行船のみ追加するmodもあります。
Airship - Dev Aveza
https://www.nexusmods.com/skyrim/mods/24234







メルヴァーに報告。
カジート・クーランという諜報員がプライドロック(運河エリア)で待っているようです。
ということで戻ります。

森の居留地に飛空艇が止まっています。
こちらは「ウェイニング・ムーン号」というらしい。
船員のスカルキャットは面白いNPCです。
仲良くなると眼帯をくれます(表示が見えなかったので入手タイミングは分かりませんでした)。
字幕では「ホイ!」と書いてますが船乗りがよく使う「アホイ!」という発声のようです。

中に入ります。
いきなりですが船長にこの船を貰うことになります。
要するに船長に話しかけることによっていくつかのエリアに移動するのです。
まずは都市デューン付近の補給地点へ向かいサルモールと戦います。
ノリノリのスカルキャットと一緒に戦いましょう。
坂を降りて行ったと思いますが、坂の上にも敵がいます。
上の敵を倒して司法高官レニアルの日誌を入手して完了です。

 寄り道要素 クエスト 砂漠の様式
 ジェリキルとの会話で聞いた通り、エリアの奥にオアシスがあります。
 「植物学者のオアシス」でシラーラと話します。
 シリゴンダーの卵3つ、シリゴンダーの殻5つで特別な鎧を作ってもらいます。
 このデューン付近のエリアの北部にはシリゴンダーの巣があるのでそこで入手できるはず。
 「シリゴンダー・キチンアーマー」 はオアシスに置いてあるので盗むことも出来ます。
 クエストのご褒美は「シリゴンダー・ハードキチンアーマー」で上位版です。

船に戻ります。
テンマーの森へ帰ろうとすると敵襲。
なんと上空で飛行船を接舷してサルモールが乗り込んできました。
外に出て戦います。
サルモールは多いですがスカルキャットもいるので何とかなるはず。
船内にいる司法高官レニアルとは一騎打ち出来ます。

これでmodのメインクエストは完了のようです。
新生エルスウェーアの躍進を見守りたいと思います。







クエスト 過去の再建
船長クーランと会話すると始まる追加ミッション。
魔術師カジート・ジョランがアルゴニアン海賊に捕まってしまったようです。
トパル海の基地へ向かいます。
アルゴニアンと戦いながら奥の船まで到達するとジョラン救助。
飛行船に戻ってしばらくすると海上基地が整備されてちょっとした街になります。
船長クーランの会話の選択肢に出てきます。
クエスト完了するには基地を再訪してジョランと会話する必要があります。
他のクエストは見つけられませんでしたがジョランからいくつかの知識を教えてもらえます。







クエスト ディナーのお客様
運河エリアの居留地にいるエリドールと会話すると発生。
(メルヴァーのクエスト完了のタイミングで開始可能なはず)
伝説は実在した。
スロードという危険な奴がいるらしい。
「テンマーの座」にいるシルクスキンを探しに行きます。

2通りの行き方があります。
森エリアに移動しそこから東南方向の扉から「テンマーの座」エリア。
もう1つは運河エリアの東方向の階段を登って「テンマーの座」エリア。
森→運河→座→森……と循環する3エリアになっています。
(私は後で気が付きました)
マーカーの方へ行きます。
そこで待っていたのは虎(パーマー)・シルクスキン。
クエストジャーナルによると女性です。
彼女によるとスロードはカジートの古代墓付近にいるというこで探しに行きます。
ここもマーカーを頼りに行きました。
宝箱と墓が並んでいるあたりに地下道の入口があります 。

奥へ行くと明らかに敵性NPC。
しかし攻撃してはいけません。
まずは対話が必要(攻撃すると病気が蔓延してクエスト失敗になります)。
スロード・マルサートーは「食事を持って来い!さもなければ病気を広めるぞ!」 と言っています。
クエストジャーナルを読むととんでもない災厄のようです。
とりあえず帰って相談します。

運河エリアまで戻りエリドールと会話。
奴を始末するために毒を作る計画を立てます。
「ハイエナの肉」と「ジャングル・クイーンの毒」を集めてくる。
私は毒の方は結構持っていたのですがハイエナの肉は持っていませんでした。
面倒だったのでズルしてその場で入手。
それぞれ1つずつでいい感じでした。
完成した毒入りハイエナの肉をスロードの所へ持っていきます。

うまくスロードに食べさせる事に成功しました。
いったんシルクスキンの所に戻り相談します。
スロードは実は直接感染させる能力はないようです。
感染させた動物を暴れさせて広めるのが奴の手段です。
そこで「テンマーの座」に隠れているスロードの毒を持っている感染動物を探します。
マンモスの骨のある所へ行き感染したザヒリスクを倒して未然に防ぎます。
ドラマのテロ犯を尋問して隠された爆弾を処理するような感じでしょうか。
とにかく、残りはスロードを退治するだけです。
エリドールに報告してクエスト完了。
クエストにはありませんがシルクスキンにも報告しました。
彼は爆弾役にされてしまったザヒリスクの感染に同情していました。
スロードと違って大した人格者のようです。



感想
期待した通りの異国情緒のあるクエストmodでした。
スカイリムというゲームで、ジャングル風の世界が広がっているのは驚きでした。
メインクエストといえるサルモールに対する反乱はスイスイ進んで単調に感じるかもしれません。
しかしシチュエーションを変えて飛行船で各地へ転戦するのは楽しかったし代わり映えがありました。
小エリアの切り替えという方式も便利だと思いました。
工夫次第で色々できるのがmodのいい所です。

内容的には王道の展開でした。
ムーンシュガーを資金源にして反抗する正義の反体制組織。
飛空艇を使った海賊的な活動。
カジートのムーンシュガー好きな特徴を利用して、ありそうな話として作られているのが面白く感じました。

なお、いくつかの鍵付き宝箱(カウェルなど)は開けられないようです。
additemmenuでのぞいたところ、鍵自体が存在しないようでした。













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